健康ポイント どっちが勝ち?

スポーツドリンクvs味噌汁 熱中症予防に適しているのは?

具材の野菜からはミネラルやビタミンも一緒に摂れる
具材の野菜からはミネラルやビタミンも一緒に摂れる(C)日刊ゲンダイ

 今年は9月に入っても、熱中症対策に気を抜かないほうがいいかもしれません。特に、冷房の効いたオフィスと、太陽が照りつける屋外との行ったり来たりが激しい方は要注意です。今回は、味噌汁とスポーツドリンク、「どちらが予防に適しているか?」の対決です。

 読者の中には「当然、スポーツドリンクでしょう」と思った方がいるかもしれません。しかし、私がおすすめしたいのは、味噌汁です。

 熱中症対策には、水分と塩分の上手な補給がポイントです。塩分補給に塩分を含むアメなどをなめる方もいますが、塩分はなるべく食事でケアしていきましょう。

 その点、具材の野菜から溶け出したミネラルやビタミンも一緒に取れる味噌汁が非常に良いのです。

 味噌汁というと、塩分が気になる方もいるでしょう。具材を増やせば、そのうま味で、味噌の量を減らしてもおいしくいただけます。塩分控えめの味噌を利用するのもいいかと思います。夏こそ、熱中症対策に味噌汁を毎日食べていただきたいです。

 朝から熱いものを飲む気になれない方は、前夜のうちに作り、冷蔵庫で冷やしておきましょう。宮崎の郷土料理、「冷や汁」を参考に作ってもいいですね。トマトやナスなどの夏野菜を入れれば、ほてった体の熱を取ってくれます。

 一方、スポーツドリンクは、水分・塩分を吸収されやすく作られているので、熱中症になった時に飲むのには適しています。しかし、日常的な対策としては、食事の中の水分と、こまめに飲むお茶や水で十分です。スポーツドリンクには塩分も含まれますが、糖分が含まれており、500ミリリットルのペットボトルは、ごはん半膳に相当します。対策にと思って飲んでいると、カロリーオーバーになりかねません。

柴田真希

柴田真希

健康で楽しい「食」を提案する「エミッシュ」代表取締役。「私は『炭水化物』を食べてキレイにやせました。」など著書多数。ブログ「管理栄養士 柴田真希のシアワセ♪Makitchen」が好評。