健康ポイント どっちが勝ち?

カップラーメン vs カップ焼きそば

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写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 時間がない時やランチ代を節約したい時、お湯を入れればすぐに食べられるカップラーメン。体によいものではないことはわかっていても、時間の節約になるし、おいしいのでよく利用する人も少なくないのではないでしょうか。今回はカップラーメンとカップ焼きそばの対決です。

 判定するにあたり、2つのポイントで見ていきます。まずはカロリーです。カップラーメンにはいろいろな種類があり、いくつかの商品をチェックすると、だいたい300~500キロカロリー前後。

 それに比べて、カップ焼きそばは500~600キロカロリーのものが多く、カップ焼きそばの方が高カロリー。

 次にチェックしたいのが塩分です。カップラーメン、カップ焼きそばのどちらも4~6グラムのものが多い。ただし、実際に摂取する量を見てみると、カップ焼きそばは全て食べてしまうので全量摂取ですが、カップラーメンは汁を残すことができるので、実際の量を抑えることができます。

 以上の2点から、今回はカップラーメンの勝ち。ただし、ヘルシーそうに見えるカップうどんやそばも、カップ麺はほとんどが揚げ麺でカロリーは高めになるので注意してください。

 最後にカップラーメンの食べ方のちょっとした工夫ですが、「カットわかめ(乾燥わかめ)」などを入れてお湯を注ぐのがオススメです。量が増えて満腹感が増すだけでなく、食物繊維が豊富なので腹持ちも良くなります。カリウムも摂取できるので余分な塩分を排出する効果も期待できます。

柴田真希

柴田真希

健康で楽しい「食」を提案する「エミッシュ」代表取締役。「私は『炭水化物』を食べてキレイにやせました。」など著書多数。ブログ「管理栄養士 柴田真希のシアワセ♪Makitchen」が好評。