セックスが痛い

大き過ぎて痛くて無理…そんな時は男性にハメる軟らかリングを

写真はイメージ
写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

「セックスが痛い」というと、女性の問題という印象が強いのではないでしょうか? 「濡れなくて痛い」と。しかし、意外に知られていないのが、男性側に原因がある場合です。

 40代のAさんは“ペニスが大きい”ことが悩み。セックスをした女性から「痛くて無理」と言われることが多いためです。膣の平均の長さ7センチ前後に対し、Aさんの勃起時のペニスはそれを上回るとか。深い挿入は女性が気持ちよいと思っている男性もいるかと思いますが、女性が快感を覚えるのは、個人差はあるものの、入り口から3~5センチ程度の辺りで、それより長いペニスでは、不要に奥を突いてしまうことになり、女性が痛みを感じるのです。

 大きいペニスは、男性間では自慢の対象になるかもしれませんが、女性にとっては必ずしも歓迎されるものではないのです。

 大きいペニスがセックスの痛みにつながっている場合、よい方法があります。ひとつは、欧米で最近開発された「OHNUT(オーナット)」というグッズを使うこと。親しい友人にも相談することができなかったセックスの痛みに悩む女性が開発したもので、挿入が浅くなるグッズです。

 見た目がスタイリッシュなドーナツ状のリングが4つあり、これをペニスの根元に装着します。リングの数を多くすれば挿入は浅くなり、リングの数を少なくすれば挿入が深くなります。軟らかく弾力豊かな素材でできているので、女性にとってはクッションの役割にもなり、当たり心地がよいという声も。程よい締め付けがあるので、男性も気持ちよさがアップする構造になっています。

 前出のAさんは、このグッズで長年悩んできた「不要に奥を突く」ことを簡単に避けられるようになりました。女性に指摘されなくても、身長が高い、体格が大きいなど、もしかして自分も……と心当たりがある男性は、一度パートナーに痛みがないか聞いてみるのもいいかもしれません。

小林ひろみ

小林ひろみ

メノポーズカウンセラー。NPO法人更年期と加齢のヘルスケア会員。潤滑ゼリーの輸入販売会社経営の傍ら、更年期に多い性交痛などの相談に乗る。

関連記事