若く見える“新”白髪染め法 グレーヘアが似合わない人必見

ファッションカラーで若々しく
ファッションカラーで若々しく

 会議や打ち合わせ、飲み会などでオンラインが身近になると、容姿の「老けぶり」が目に付く。シワもそうだが、白髪も気になる。白髪を生かしたグレイヘアが注目される一方で、「やっぱり白髪はちょっと」という人も少なくないだろう。女性の流行に詳しいライターの日々晴雨さんが言う。

「最近、白髪染めにちょっとした変化が起こっているんです」

 それが、ファッションカラーによる白髪染めだ。

 日々さんは長年、白髪染め専用の薬で白髪染めをしてきた。しかし、白髪染めで真っ黒に染まった海苔のような髪の毛は、年齢を重ねてゆるんできた肌にはコントラストがつき過ぎて、不自然だと感じていた。

「行きつけの美容室に『なんとかもう少し明るい髪色にできない?』と数年前から訴えていたんです。ただ、ジアミンという成分が入っていないタイプの白髪染めを勧められて使っていたせいかもしれませんが『白髪染めで明るくするのは難しい』という答えのまま。でも諦めずに、ネットで検索を繰り返したんです」(日々さん)

 ようやく見つけたのが、ファッションカラーでの白髪染め。これなら色を細かくデザインでき、黒染めと呼ばれる白髪染めよりも頭皮や髪に優しいと知り、思い切って美容室を変えた。思い通りの「ファッションカラーで白髪染め」をやってくれる美容室が見つかるまで、1年ほどかかったという。

 東京・表参道の美容室「SHEA.青山店」(東京・表参道)代表の佐藤幸治さんによれば、ファッションカラーによる白髪染めを積極的に取り入れる美容室はまだまだ少ない。

「ファッションカラーは白髪染めの薬とは異なるため、ファッションカラーで白髪を染めるには、薬剤の配合を工夫しなければなりません。新しい技術を習得しなければならず、それには時間がかかります。配合自体を知らない美容室もあります」(佐藤さん)

 さらには、客側の事情もある。白髪染め専用の薬剤でも明るい色を出せるが、「年齢を重ねたら明るい色はふさわしくない」と思う人が一定数いる。だから美容師も新たな技術を追い求めることなく、暗黙の了解で濃い色に染まる〝黒染め〟をしていた。

 前出の日々さんは「ファッションカラーで白髪染めをしてから、髪にツヤが出た。真っ黒な髪では似合わなかった色の服も、似合うように。今後はファッションカラーの白髪染めが増えてくるんじゃないでしょうか」とのこと。真っ黒になる白髪染めをやめたいと感じている人は、インスタグラムの「#白髪ぼかし」「#脱白髪染め」「#育てるハイライト」のハッシュタグを検索して美容室を探すといい。

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