楽して痩せたい!「朝ストレッチ」で脂肪が燃えやすい体になる

YURIAさん
YURIAさん(C)日刊ゲンダイ

 運動には抵抗がある人も、ストレッチなら始めやすいのでは? 暗闇フィットネス「PLAYGROUND」五反田店店長のYURIAさんにお勧めのストレッチを教えてもらった。

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 ストレッチは一日のうち、いつ行ってもいいが、タイミングを絞るなら、起床時、仕事中、就寝前がお勧め。

「起床時は血流を良くして、体を温める作用が期待できます。冷え性対策になりますし、朝に代謝を良くすると、その日一日の脂肪燃焼効果が高まります。筋肉がほぐれ体の可動域も広がるので、日常の消費カロリーが、より上がります」

 仕事中のストレッチは肩凝りや腰痛対策に役立つ。

「デスクワークで同じ姿勢を長時間続けると血流が悪くなり、疲労物質がたまりやすくなります。思い立った時でいいので、ぜひストレッチを。凝りの程度がずいぶん違うと思います」

 睡眠の質を高めたい場合は、就寝前にいつも以上にゆっくりしたストレッチをするといい。

「心身の緊張がほぐれ、副交感神経が優位になりリラックス状態にもっていきやすくなります」

写真A
写真A(C)日刊ゲンダイ
■起床時&就寝前

 具体的なやり方は次の通り。いずれも「動きを大きく、ゆっくり、ジワーッと」がポイント。時間や回数は目安だ。

①寝具の上であおむけ寝になり、右膝を両手で抱え30秒ほど胸に引きつける(写真(A))。

②そのまま股関節の動きを意識しながら右足を10回ほど回す。

写真B
写真B(C)日刊ゲンダイ

③右足を体の左側に倒し(写真(B))、お尻の伸びを感じたら、右肩を10回ほど回す。②と③の回す方向はお好みで。

④左右入れ替え同様に。 

写真C
写真C(C)日刊ゲンダイ
■仕事中

①手の指先を肩の上に置き、肘で弧を描くように10回ほど回す。時計回り、反時計回りの両方行う。

②椅子に座ったまま、あるいは壁に背をつけて、膝にもう片方の足を乗せる(写真(C))。おへそを足の側に近づけるような気持ちで上半身を30秒ほど前に倒す。

 体が硬くて思うようにできない……。そんな人も続けることが大事だ。

「私は小学4年生から新体操を始めたんですが、体がカチカチに硬く、コーチに驚かれるほど。でも、毎日続けたらすごく軟らかくなりました。『ベターッと開脚をできるようになりたい』と5月からストレッチを始めた会員の方は、当初は足がほとんど開かなかったのですが、あと少しで『ベターッ』となりそうです。1週間に1回みっちりやるより、短い時間でいいので毎日やることが肝心です」

 起床時、仕事中、就寝前としているが、テレビを見ている時、家族とおしゃべりしている時などにやるのも、もちろんOK。やってみたらわかるが、体のあちこちが伸びてとても気持ちいい。習慣化してしまおう。

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