若い世代ほど炭水化物摂取の中での野菜、果物の割合が低いというデータを紹介しましたが、私の30歳前後の3人の子供も野菜や果物をあまり食べないかもしれません。特に一人暮らしをすると、余計にその傾向が強まる気がします。
ただコンビニに行ったりすれば、最近は多くの種類の野菜サラダが並んでいて、一人暮らしであっても野菜を食べるのは難しいことではありません。手に入るのに食べないのは、単に野菜果物嫌いという嗜好の問題でしょうか。
また値段の問題もありそうです。野菜サラダの値段が200~400円だと、わざわざ弁当に追加して買ってまでとはならないかもしれません。さらに果物となると、野菜より値段が高くて、若い人は手を出しにくい食材になっているようです。
ここから先は単なる私の類推に過ぎませんが、若い世代の野菜、果物の摂取割合が低いのは、嗜好の問題だけではなく、野菜果物の値段が高いことや、一人暮らしの人が多いことからきている可能性があります。
高齢者でも収入が低かったり、一人暮らしだと、若い世代と同様な割合になっているかもしれません。
いろいろ研究を探すと、その事実と一致する研究が見つかったりします。実際グーグルで検索してみると、2016年に「成人における世帯収入別にみた野菜摂取行動に関連する食行動」というウェブ調査による研究結果を見ることができます。それによると収入が低いほど野菜を取ろうとする食行動の割合が低いことが示されています。年齢ごとの違いとして示された結果も、実際は年齢だけではなく、収入の問題かもしれません。
生活と健康 数字は語る