コロナ太り対策に コーヒーとそばで脂肪燃焼を促進させる

コーヒーには脂肪燃焼効果が
コーヒーには脂肪燃焼効果が

 コロナ禍の1年で増えた体重が一向に落ちない――。そんな人は、コーヒーを上手に活用してはどうだろう。フィットネスジム「PLAYGROUND」のエグゼクティブトレーナー、KENICHIさんによれば、コーヒーにはダイエッターにとってうれしい効果が2つあるという。

「コーヒーに豊富なカフェインやポリフェノールの一種クロロゲン酸には、脂肪燃焼効果があります。また、カフェインが運動のパフォーマンスを上げてくれます。『大会前で減量が必要だから』とトレーニング前にコーヒーを飲むスポーツ選手は結構います」

 もうひとつ、ダイエット効果をより上げる食品としてKENICHIさんがおすすめするのが、そば。ダイエットのために極端な炭水化物(糖質)制限をする人がいるが、炭水化物が不足すると運動時にエネルギーをつくり出せずパフォーマンスが落ち、さらには筋肉が分解されて、筋肉量が減少してしまう。

タンパク質が豊富
タンパク質が豊富

「そばがいいのは、炭水化物を含んでいるものの、ご飯やパンよりは少なく、タンパク質が多い点。ある有名な立ち食いそばチェーン店のかけそばは、それ一杯で14~15グラムのタンパク質を摂取できます。肉や野菜などいろいろトッピングすれば、栄養面でもバランスが取れますし、何より飽きずにおいしく食べられます」

「PLAYGROUND」に通う東京都内在住の30代女性は、KENICHIさんの「運動前のコーヒーがおすすめ」というアドバイスを聞いて、さっそく実践。ジムに行く1時間前にブラックコーヒーを飲んでレッスンに参加すると、1回30分のレッスンで体脂肪量が0.7キロ減少していた。次のレッスン時にも同じように「1時間前のブラックコーヒー」を実践すると、やはり体脂肪量が0.6キロ減少していた。それ以来、意識して運動前にコーヒーを飲むようにしているという。

 コーヒーもそばも手軽に取れるので、継続しやすいのもポイントだ。

 ただし、砂糖たっぷりのコーヒーや、かき揚げそばなど揚げ物トッピングのそばは、高カロリーでダイエットの妨げになるので避けること。

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