■世界一のメーカーが創った低反発枕
世界中を旅して回るトラベルジャーナリストの渡辺輝乃さん。
「基本的に私はどこでも寝られる特技を持っていますが、飛行機のエコノミー席など狭い空間では、首に巻くタイプの『ネックピロー』があると便利です」
渡辺さんが選んだのは、マットレス&枕で世界売り上げ1位のテンピュールが作った「トランジットピロー」(税込み1万3200円)だ。幅28センチ、奥行き30センチ、厚さ8センチのタイプで、重量は900グラム。
「低反発素材で肌触りも良く、機内で睡眠する際は程よい角度で首が落ち着きます。中は取り出し可能のため、洗濯もしやすい。長距離バス移動などにもぜひとも用意しておきたいアイテムです」
■加圧と温熱で目元をじんわりマッサージするアイマスク
お次は、明るさを遮断するアイマスクだ。
「単なる目隠しだけの用途ではなく、目元を温かくしたり、冷たくしたりする機能が付いた商品が好みです」
オススメは日創プラス「EYE RELAX」(税込み8980円=送料無料)。加圧と温熱で目元をじんわりとマッサージ。重さは275グラムでフル充電で70分間使用できる。シリーズ累計販売70万台の大ヒット商品だ。
飛行機エコノミー席でも快適に寝られるグッズ トラベルジャーナリストが推奨
「ネックピロー」と「アイマスク」
「イヤホン」と「スリッパ」
■中高年でも良く聞こえる骨伝導タイプのイヤホン
「飛行機だけでなく、電車や車内など“騒音”が気になる方も多いと思います。眠る前のリラックスタイムでは、外界の雑音に影響されにくい骨伝導のイヤホンがオススメですね。特に中高年の耳にはよく音が聞こえます」
骨伝導とは、その名の通り“骨”を通して内耳に振動を送り、脳に直接音を届ける方式。渡辺さんのオススメは米メーカーShokzの「OpenMove」(税込み1万1880円)。音楽を聴きながら、隣の家族の声かけもしっかり逃さない。近くでドライヤーの騒音があっても電話の声は聞こえるといったメリットがある。
■ANAが廃棄シートで作ったルームシューズ
長距離移動の際は、靴を脱いで足元をすっきりさせたい。
「ビジネスホテルでもらえる使い捨てのスリッパでも十分ですが、軽めのスリッパを旅行カバンにしのばせて持っていくと、移動がえらくラクになります」
ということで、ANAがオンワードと共同で航空機の座席シートカバーから作った「ANA特製ルームシューズ」(税込み6930円=送料別)はどうか。現在は一般販売されておらず、「ANA UP-CYCLE PROJECT SHOP」での予約販売のみだが、従来なら捨てられていた素材を活用したもので、SDGsへの貢献にもなる。