異なる会社のアプリやWebサービスをつなぐIoT技術は、すでに実用化されています。
そのひとつが「IFTTT(イフト)」と呼ばれるシステムです。ユーザー登録すれば、誰でも無料で利用できます。
IFTTT自体は、目に見えるサービスを提供しているわけではありません。しかし、世界中の約600種類のアプリやWebサービスから2種類を選んで、簡単に(あっけなくと言ったほうが当たっているかもしれません)つなぎ合わせることができます。
パソコンでも、スマートフォンやタブレットなどモバイル端末でも、IFTTTを使うことができます。
パソコンの場合は、単にIFTTTのホームページ(https://ifttt.com)にアクセスし、ユーザー登録をするだけです。
やり方が分からなかったら「IFTTT ユーザー登録」などをキーワードに、ネット検索してみてください。
ホームページは英語で書かれており、日本語には対応していません。
しかし、お使いのブラウザーがGoogle Chrome(クローム)なら、Google翻訳を使って一瞬で日本語にすることができます。まだGoogle翻訳をセットしていない人は「Google Chrome 拡張機能 翻訳」といったキーワードで、ネット検索してみてください。設定のやり方がすぐに見つかるはずです。
Google翻訳の使い方もネット上にたくさん出ていますから、調べればすぐに分かります。
スマホやタブレットで使う場合はIFTTTアプリをインストールする必要があります。お使いの端末がAndroid系ならGoogle Playから、iOSならApp Storeから無料でダウンロードできます。スマホで健康管理をしようとすると、やはりスマホにインストールするほうがいいのですが、IFTTTの使い方に慣れるまではパソコンの広い画面のほうがやりやすいと思います。しばらくはパソコン版で説明することにします。
永田宏
長浜バイオ大学コンピュータバイオサイエンス学科教授
筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。