永田宏

永田宏

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

がん保険 本当に必要ですか

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     健康保険の混合診療化が、マスコミでも話題になっています。先進医療は、すでに混合診療化していますが、今年の4月からは「患者申出療養」という新しい制度がスタートします。これ...
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     がんの医療費については、さまざまな調査研究が出ています。それらをまとめると、初診から治療終了までに要する患者負担額の平均は、臓器にもよりますが、おおむね100万円以内で...

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