喘息治療がコロナ感染と重症化を抑制 2つの薬がポイントに

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 次に、喘息発作が出た時には、気道を広げ発作を鎮める「発作治療薬」を投与する。

「20歳を越えてからの喘息は寛解しづらい。基本的に長期管理薬は生涯使うことになります。しかしそれによって、健康な人と変わらない生活を送れます」

 しばらく治療を受けていない人、コロナでストップしていた人は、今すぐ再開を。

 なお、喘息と混同しやすい病気にCOPD(慢性閉塞性肺疾患)がある。喘息だと思っていたら実はCOPDだったという人や、両者が合併している人もいる。COPDはコロナ重症化のリスク因子でもあるので、自己判断せず、医師の適切な鑑別診断が必要だ。

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