健康に良い食品かどうか一目でわかる指標「NRF」に注目 コロナ対策にも有効

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 コロナの前になるが、2019年の国民健康・栄養調査結果では、1日当たりの野菜必要量に届いている年代はナシ。魚は2008年を境に肉の摂取量を下回りずっと下降。果物は1人当たり1日の消費量、世界平均203グラム、アジア平均181グラムをいずれも下回る140グラムとなっている。

「ビタミンの摂取量が少なければ、前出の通り感染症のリスクが高くなりますし、長期的には認知症、うつ病、心血管障害などのリスクを高めます。NRFを活用し、食べるべき食品を正しく選んで欲しい」

 NRFは論文で発表されていてインターネットでチェックできるが、一般の人には難解かもしれない。実際に食品を選ぶ時は、できる限り素材そのままのもの、加工していないものにする。前述した食品群でNRFが高いものが多くなる献立にするのも手だ。

4 / 4 ページ

関連記事