今日何食べる?

鳥取の北条ワイン醸造所がつくる「ウクライナ義援金ワイン」

夏なのでロゼと白を購入。和食にも合う(C)日刊ゲンダイ

 15、16年前だったか。勧められるがままに飲んで「日本ワインってこんなにおいしいの!」と驚愕したのが、鳥取県東伯郡北栄町にある「北条ワイン醸造所」の「砂丘」だ。東京・下北沢の日本ワインだけを扱う店「ワイン カフェ タンブラン」でのこと。

 まさに一目惚れ。同醸造所のスタンダード赤「HOJYO WINE」も好き。以来、ワインの店で北条ワイン醸造所のものがあれば、それ一択。大げさでなく、「日本ワイン観」を変えた醸造所だった。

「好き、好き、好き」と口に出しておくもんだ。偶然、友人が北条ワイン醸造所の方と知り合いで、先日、営業担当の方が東京に来るからと、一緒に飲む場に誘ってもらった。「推し」に出会える喜び。2022年の中で強く印象に残る出会いの一つであったことは間違いない。

 北条ワイン醸造所では現在、ウクライナを支援するためのワイン(ウクライナ義援金ワイン)の販売を行っている。3代目で専務の山田さんのパートナー、マリーナさんがウクライナ出身。両親や弟家族がウクライナで生活している。北条ワイン醸造所の従業員たちから「支援できないか」と提案したのだとか。

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