今日何食べる?

更年期症状には大豆イソフラボンの代謝物「エクオール」

とろけるチーズにハムなど入れてもウマい(C)PIXTA

 更年期に差し掛かっている友人が多いが、彼女らが「更年期症状の改善にいいらしい」とよく口にするのが、「エクオール」という成分。

 エクオールは大豆に含まれるポリフェノール、大豆イソフラボンの一種の代謝物で、1984年に、米国の研究者らによって「人間の体内で女性ホルモンのように働く」という研究結果が発表された。

 それ以降、エクオールに関する研究結果はいくつも発表されており、女性ホルモンの低下と共に表れる不調(ホットフラッシュ、首や肩の凝り、肌のシワなど)への効果が確認されている。

 女性の中には、エクオールを体内で作れる人とそうでない人がいて、それは腸内細菌叢、引いては食生活と深く関係しているとか。日本人では作れる人は50%。欧米人は20~30%。日本人は昔から大豆製品を食べる習慣があったからでは……と考えられている。

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