熱暑の中のサバイバルの1つとして注目されているのが、スペインの古い習慣シエスタです。エアコンがない時代、1日のうち最も暑い時間は、人々は仕事をやめて家に帰り昼寝をしていました。
シエスタの習慣は長いことスペインの経済発展を妨げるものとして、ドイツなどヨーロッパ諸国からはしばしばジョークのネタにされていました。そのドイツでさえ、政府がシエスタの導入を真剣に考えていると報道され、驚きを与えています。
赤十字の赤新月気候センターは、暑い時間帯には可能ならシエスタを、またはできる限り労働者を休ませるスケジュールに変えるべきと提案。さらに長期的には、都市に緑を増やし、建築基準を変え、交通や水供給、電力システムを変えることを呼びかけています。
地球が沸騰化の時代に入った今、社会のあらゆる部門で人類のサバイバルのための方策が求められています。
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