あなたの背中&腰の痛み…正体は「内臓の病気」だった!?

 背中や腰に痛みを引き起こす病気の中には消化器が原因のものもある。
「例えば胃潰瘍は腹痛やみぞおちの痛みが一般的ですが、腰痛を訴える人もいます。通常の腰痛との違いは食後に痛みが出ること。一方、十二指腸潰瘍は空腹時に腹痛が生じ、食事をすると治まるという特徴があります」

 肝臓で分泌される胆汁の貯蔵などを行う胆のうが原因となることも。
「胆石は胆汁の成分が固まってできる。胆石が原因で発熱などが起こる病気が胆のう炎ですが、腰痛や背中の痛みを伴うことがあります」(都内の消化器専門医)

 お酒を飲んだとき、右肩に不調が起きる人は肝臓に注意が必要だ。
「肝臓・胆のうからつながる神経と右肩からの神経は同じルートを共有していて脳が勘違いするからです。同じ理屈で背中に痛みがある場合は、すい臓の痛みに気をつけた方がいい」(都内の消化器専門医)

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