健康医療データの読み方

がんの男女差 「咽頭」「食道」「肝臓」などは男が圧倒的に多い

男性の胃がんは女性の2倍/(C)日刊ゲンダイ

 がん患者の総数は2011年の患者調査(厚生労働省)において、男性83万人、女性70万人、合わせて153万人でした。男のがんは主要臓器、とくに肺と消化器系で多いのですが、これはたばこや酒など生活習慣が大きな原因といわれています。

 しかし最近の大学生を見ていると、たばこを吸わず、酒もあまり飲まない男子が増えています。彼らが中高年に達するころには、がん患者の男女差が逆転しているかもしれません。

▽長浜バイオ大学・永田宏教授(医療情報学)

2 / 2 ページ

関連記事