バナナマン日村で話題 「インプラント500万円」どんな治療?

ビフォー→アフター(C)日刊ゲンダイ

 また、高価なものほど破損するリスクは下がる。

 1年以内……97~98%
 5年以内……97%弱
 10年以内……95%
(1~3年残存すればメンテナンスが良ければかなり残存する)

 これは、神奈川歯科大学インプラント科・林診療教授がインプラント適応症例として診断した症例の手術後の残存率です。ただし、大学の手術規定は一般歯科医院より厳しいですし、専門医でベテラン教授が担当したことを考慮すると、一般的にはもう少し残存率は下がるでしょう。

 一般的に、日村さんの例のような上顎全部、下顎の奥歯全部といった歯を失う人はそう多くありません。ただ、歯をいくつか失ったが、両サイドが健全歯なのでその歯を削ってブリッジにしたくない、または嚥下反射が強く義歯が入れられないなど、中高年サラリーマンでも数本単位のインプラントをやるケースは少なくありません。

2 / 2 ページ