この冬は、体温を上げて免疫力アップ

「かくれ脱水」の健康リスクは「ミネラル入りむぎ茶」で防ぐ!

 今年の冬は例年以上に「免疫力」をアップさせ、健康な体をつくることが大切だ。そこで、免疫力をアップするための方法を探ってみた。

■体温アップは手軽にできる「運動」と「入浴」で

 免疫力を高めるためには「バランスの取れた食事」「十分な睡眠」ももちろんだが、それ以上に重要なのが「体温を上げる」ことである。

 というのは体温が上がると血液の流れがよくなるからだ。血液には栄養や酸素を運んだり、老廃物を回収したりする働きがある。免疫機能を持った白血球が体の中を巡るとウイルスや細菌に対する防衛機能がしっかり働くからだ。逆に体温が下がると血流が悪くなり免疫力が低下してしまうというわけだ。

 手軽に体温を上げる方法としては「運動」と「入浴」がオススメだ。運動は基礎代謝が上がり筋肉が熱を作り出すため体温の上昇に効果があるのだ。だからといって激しい運動をする必要はない。運動はウオーキングやランニング、あるいは自宅でできる汗ばむ程度の軽い運動で十分だ。入浴はシャワーではなく40~41度の湯に10~15分ほど浸かる全身浴が効果的だ。温熱効果によって血の巡りがよくなるため、入浴すると体温が約1度上昇するといわれている。

脱水症の一歩手前が「かくれ脱水」

 ただし、体温を上げた時に注意しておいてほしいことがある。それは脱水だ。体温が上がると人は体の熱を放出しようとして汗をかく。

 さらに、冬は空気が乾燥しているので「かくれ脱水」のリスクが高くなるのだ。「かくれ脱水」とは自覚症状がなく体重の1%相当の水分が体から失われ、脱水症の一歩手前の状態になっていることをいうが、その主な原因としては

●体感温度の低下

 冬は体感温度が低いためにのどの渇きを感じにくく、水分補給を怠りがちになる。

●「不感蒸泄」の増加

 温度が低く空気が乾燥しやすいため、皮膚や呼気から水分が失われる「不感蒸泄」が増加する。

●冬の汗には夏の汗の約2倍のミネラルが含まれる

 暖房の効いた部屋や車の中、厚着などによって冬も多くの汗をかいている。夏に比べて汗をかく機会の少ない冬は汗腺機能が低下しているため、冬の汗には夏の約2倍のミネラルが含まれていると言われる。

水分不足で、血液ドロドロに

「かくれ脱水」を放置しておくと、のどや鼻の粘膜が乾燥するためウイルスや細菌を外に押し出す繊毛活動がうまく機能しなくなることで風邪をひきやすくなるというのが1つ。また、この繊毛活動に「たんが出る」という作用があるのだが、脱水が起こるとたんが出せなくなり肺炎を引き起こす場合も出てくる。特に高齢者では肺炎が死に直結するケースも少なくないので注意が必要だろう。

 さらに「かくれ脱水」で怖いのは水分不足によって血液がドロドロになってしまうことだ。こうなると血栓ができやすくなり、最悪の場合、心筋梗塞や脳梗塞といった重篤な病につながる可能性もあるというから無視できない。

ノザキクリニック 野崎豊院長

 では、どのように対策したらいいのか、ノザキクリニックの野崎豊院長に聞いてみた。

「水分とミネラルが補給できる『ミネラル入りむぎ茶』を飲むことをお勧めします。ミネラルは体の機能を維持するために必要な栄養成分で、5大栄養素のひとつ。体内では作ることができないため、食品や飲料から補給する必要があるのだ。ミネラルが不足すると、エネルギーの生産が落ち込むことで低体温となり免疫力が低下してしまうのです。また、ミネラルは自律神経のバランスを整えるための大切な栄養素でもあります。低体温が慢性的になると自律神経が乱れ、体の免疫機能が低下します。さらに、生物の生命活動を維持するためには体内での酵素反応が必要ですが、酵素反応はミネラルがないと働きません。免疫機能においても酵素反応が必要ですので、慢性的にミネラルが不足している場合は免疫反応も十分に働かなくなる可能性があります」

「ミネラル入りむぎ茶」の「点滴飲み」は冬こそ必須!

 つまり、免疫力を万全に保つためには日常的なミネラル補給も重要というわけだ。

「ミネラル入りむぎ茶」には血液をサラサラにしてくれる血流改善効果の他、血圧低下作用があることも分かっている。野崎院長によると「ミネラル入りむぎ茶」の効果的な飲み方があるのだという。それはこまめに継続的に飲む「点滴飲み」だ。

「ミネラルは体内に一気に補給したとしても血液内に吸収された時にしか効果が期待できません。そのため一度にたくさん飲むのではなく、1時間にコップ1杯程度の量を少しずつ継続的に飲むようにするといいでしょう」(野崎院長)

 この冬の健康対策に大いに活用したいものだ。

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