ワクチン接種後死亡1571人すべて「因果関係なし」「不明」は変わらず 厚労省が報告

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 専門部会では2022年2月20日までに報告された1513件の死亡とワクチン接種との関連について、α(ワクチンと死亡との因果関係が否定できないもの)、β(ワクチンと死亡との因果関係が認められないもの)、γ(情報不足等によりワクチンと死亡の因果関係が評価できないもの)と評価している。その結果は以下の通り。

▼ファイザー社製(α=0件、β=9件、γ=1421件)

▼モデルナ社製(α=0件、β=1件、γ=81件)

▼アストラゼネカ社製(α=0件、β=0件、γ=1件)

 ちなみにファイザー社製で死亡が報告された人の症状の概要に記載された死因等は、虚血性心疾患142件、心不全129件、出血性脳卒中108件など。モデルナ社製では虚血性心疾患12件、出血性脳卒中10件、心筋炎関連事象7件など。アストラゼネカ社製は大動脈弁狭窄症1件だった。

 今回の会合でも死亡例の報告に関しては、「現時点においては、3回目接種後の事例も含め、引き続きワクチンの接種体制に影響を与える重大な懸念は認められない」とした。

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