日本人の3人に1人が「高血圧」というこの現実!あなたは大丈夫?

 日本高血圧学会「高血圧治療ガイドライン2019」によると日本の高血圧患者は約4300万人。日本人の3人に1人が高血圧ということになる。

 健康診断や人間ドックで「血圧が高い」と指摘され、医者から「塩分は控えめに」「タバコはやめる」「積極的に運動する」など生活習慣の改善を指導された人も多いだろう。しかし、高血圧は自覚症状がほとんどないために積極的に治療せず、ある日突然、高血圧が主な原因の脳卒中心不全心筋梗塞などで倒れ、途方に暮れてしまう人が少なくないのが現状だ。そこで、そうした悲劇に遭わないためにはどうしたらいいのかを考えてみた。

オムロン ヘルスケアが実施した「高血圧に関する意識と行動実態調査」
高血圧=高齢者とは限らない

 日本高血圧学会「高血圧治療ガイドライン2019」を裏づける調査がある。オムロン ヘルスケアが全国の30~74歳の男女1万人を対象に2023年9月に実施した「高血圧に関する意識と行動実態調査」がそれだ。

 その結果を見ると約3人に1人の35.1%の人に健康診断で「血圧が高め」と指摘された経験があり、男女とも年齢を重ねれば重ねるほどその割合が高くなることが分かった。

 また、一般的に高血圧は高齢者特有の症状と思われがちだが、その一方で男性は30代でも4人に1人(24.6%)、40代では3人に1人(35.0%)「血圧が高め」と指摘されたという結果が出ている。

 しかも、先の調査によると血圧が高めと指摘された人のうち30~40代では約3割の人がなにもせずにそのまま放置してしまっているという。また、調査では高血圧のリスクが高まる年代を7割以上の人が「40代以降」と回答している。しかし、実際には30代という若い年代であっても高血圧が原因となり脳梗塞や心筋梗塞などの疾患を引き起こす可能性がないとはいえず、高血圧をそのままにしておくことは危険極まりない行為といわざるを得ないのだ。

動脈硬化、脳血管障害、心臓病……、高血圧が引き起こす疾病の数々

 では、高血圧を治療せずにいるといったいどのようなことが起こるのだろうか?

 一般的に血管の壁は弾力性があるものだが、高血圧状態が長く続くと血管が常に張りつめた状態にさらされるため次第に厚く、しかも硬くなると言われている。これが高血圧による動脈硬化で、これは血管の大小に関わらずに起こり、脳出血や脳梗塞、くも膜下出血などの脳血管障害、心筋梗塞、冠状動脈硬化、狭心症などといった心臓病を引き起こしやすくなる。さらに、高血圧は腎臓病の発症原因の一つでもある。

 したがって、こうした疾病を予防するためには高血圧にならないように注意し、すでに高血圧を指摘されている人は一刻も早く血圧を適正化するために病院に行き治療など実施することが必要だろう。

気づきにくく注意が必要な「仮面高血圧」

 一口に高血圧といっても健康診断や病院で測定しても数値に異常はないものの、自宅で測ることで血圧が高いことが分かるタイプのものがある。これが「仮面高血圧」で、さらに血圧が上昇している時間帯により「早朝高血圧」「昼間高血圧」「夜間高血圧」に分けられている。

 仮面高血圧はなかなか気づきにくいという特徴がある。特に朝起きてから活動の準備のため目覚める時間に向かって血圧は上昇していく。朝の血圧上昇が大きく急激な人や、就寝時の血圧が下がらず高いままの状態を「早朝高血圧」と呼び、心臓や脳などの臓器に負担がかかると言われている。該当する人は自らしっかりと管理することが必要だ。

家庭で定期的に血圧を測ることの重要性

 血圧はつねに一定ではなく、測定する時間帯や季節、また、睡眠や食事、運動などの日常生活、精神的ストレス、測定時の室温などさまざまな要因によって変動している。そのため、家庭で朝と晩に血圧を測定・記録し、自分の血圧の傾向を把握しておくことはとても大切なことだ。しかし、血圧は目に見えないだけに血圧計を使って日々チェックしている人は多くない。実際に調査をした結果、30~40代の約6割が血圧計を用意しておらず、日常的な測定はしていないと回答している。

 高血圧の人にとって大事なのは毎日の生活習慣、特に食生活を見直すことだ。特に「減塩」「野菜・果物の積極的摂取」「コレステロールや飽和脂肪酸の摂取を控える」「魚(魚油)の積極的摂取」「減量(適正体重維持)のための適切なカロリー摂取」「節酒」などを心がけるだけで血圧が下がるといわれている。

 毎日の血圧測定を習慣にするために、まず家庭用血圧計を用意するのが大切。
 そこで、おススメしたいのが今年で血圧計発売50周年を迎えている家庭用血圧計開発のパイオニア、オムロンの血圧計だ。

マノメータ式電子血圧計
家庭用血圧計の歴史はオムロン ヘルスケアの歴史

 同社の家庭用血圧計の開発は1960年代初頭に世界に先駆けて提唱した「健康工学」の考え方から始まった。これは同社の創業者である立石一真氏が当時の最新オートメーション工場のシステムから発想したもので、人間の身体を無数の自動制御系の組織工学的な集合体ととらえ、オートメーション技術を活用して健康管理と病気の診断治療をしようとする考え方。

 この独創的な理論をもとに健康医療機器の研究がスタートし、1973年に同社初の電子血圧計「マノメータ式電子血圧計 」が誕生。以後、その時々の最先端の生体情報センシング技術と誰もが簡単に正確につかうことができるユーザビリティの考え方を導入した画期的な家庭用血圧計を次々と世に送り出してきた。

 また、服薬や飲酒などの生活習慣を血圧データとともに管理できる「かんたん血圧日記」や過去1週間分の血圧データを家族などと共有できる「血圧お知らせ定期便」など健康管理に役立つ機能を搭載した健康管理アプリ「OMRON connect(オムロンコネクト)」を展開している。家庭での血圧測定をサポートするためのデバイスとサービスを提供し、家庭用血圧計の分野をつねにリードしている。

キャンペーンは終了しました
「はじめよう!血圧測定キャンペーン」11月30日まで実施中

 今、オムロン ヘルスケアでは血圧計発売50周年を記念した「はじめよう!血圧測定キャンペーン」を11月30日まで実施している。期間中、X(旧Twitter)に投稿すると500円分、また、血圧計を購入すると最大2000円分のデジタルギフトが抽選でもらえる。
※本キャンペーンは終了しています。

 これを機に健康診断だけではなく、家庭用血圧計で定期的な血圧測定を行う習慣づけてみてみるのはいかがだろうか?

■提供:血圧計発売50周年キャンペーン(オムロン ヘルスケア)

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