このうち、紙巻きたばこの喫煙者は242人、加熱式たばこの喫煙者は237人、非喫煙者は178人でした。アンケートでは、食品、飲料、味付け、料理の種類などについて調査が行われ、喫煙欲求との関連性が分析されました。
その結果、最も喫煙欲求が高まる飲食物はビールで、喫煙者の78%を占めました。また、日本酒やウイスキーなどのアルコール飲料、そしてコーヒー飲料が上位を占めました。喫煙欲求を高める料理や味付けについては、焼き肉、ラーメン、揚げ物、中華料理などが上位でした。
一方、喫煙欲求が低下した飲食物は、牛乳などの乳製品、柿、イチゴ、キウイなどの果物、甘みおよび酸味のある食べ物などが上位を占めました。
論文著者らは「(医療従事者が)禁煙指導を行う際には、喫煙状況に加えて、食事に対する嗜好を考慮することが重要である」と考察しています。
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