当事者に聞くコーチング

30代半ばのパフォーマーはコーチングで何を得たのか?

伴走者が、常に隣にいてくれる感じ(写真はイメージ)

 Cさんは、30代半ばの身体を使って表現する男性のパフォーマーさんです。初めてお会いしたのは、Cさんが30歳になろうとする時でした。30歳は、夢を追い続けるか、世間的に現実的な道を歩むかの選択に悩むタイミングです。Cさんも、現実的な道=コーチを職業とすることを検討されていました。しかし、お話をうかがうと、本当にやりたいのはコーチを職業とすることではなく、「パフォーマーとして活躍すること」であることが明確でした。そこで、私はコーチとして、Cさんがその目標を達成するサポートすることを提案しました。

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Q:コーチングを受けてみようと思ったきっかけは?

D:元々は、長く続けてきたパフォーマーの仕事に対して将来的な不安を感じ、「手に職を」ということで自分がコーチをする側に興味を持ったんです。まずは受けてみようというのがきっかけでした。

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和気香子

和気香子

栃木県生まれ。東京大学経済学部経営学科卒業。在学中に女優を志し、卒業後も女優業に従事。ニューヨーク大学MBA取得。留学後、ソフトバンク、マッキャン・エリクソン、日本コカ・コーラ、日本アジア投資に勤務。現在は、エグゼクティブ・コーチとして、主にベンチャー企業、スタートアップ企業の経営者、前向きにキャリアに悩む方のためへのコーチングを中心に活動。

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