扁桃肥大、鼠径ヘルニア…夏休み“子に受けさせたい”治療

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

「まれに再発し、大人になってから反対側に発症することも。同じ側の別の部位がヘルニアになるケースもあります」(野口院長)

 ちなみに「脱腸バンド」は脱腸部分を押し込むだけで、根本的な治療にはならない。

 近視の子供には「0.01%の低濃度アトロピン点眼治療」がある。

「シンガポールの国立眼科センターは2年間の研究で有効としています。副作用や点眼中止後のリバウンドも少なかったそうです」(眼科医)

 日本では複数の大学が治験中で「18カ月の研究では効果は確認できない」との中間報告もある。全額自費だけに事前に専門医への相談が必要だ。

 現在、小中学生の医療費を補助しており、無料という自治体も多い。よく考え、まとまった休みを有意義なものにしたいものだ。

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