看護師直伝 がん治療と笑顔で付き合う

良い医療・病院を見極めるために 違いは“サービス”に出る

境遇によっては評価が大きく異なるものです。

「受け手が悪い」といった意味に聞こえるかもしれませんが、そうではありません。医療は「医療者から受け手へ」という一方向ではなく、相互に影響を与え合う「双方向の真剣勝負」だと私は考えています。

 もし、医療者側へ不信感を抱いているなら、恐れず踏み出す勇気も必要です。たとえば、別の医療者にかかることなどです。

 一方で、医療者側も自分ができる範囲を超えていると感じたら、踏み出す勇気が必要。自分に代わって患者さんにつないだ医療者こそが、よりよい結果をもたらすかもしれません。

 余談ですが、病院が新しい、接遇が良いなどの付帯サービスによっては、評価対象となっている医療サービス本体の評価や印象はガラッと変わることもあります。みなさんは良い医療に出合えていますか?

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