意外に知らないダニ対策の○と× 繁殖のピークはいつ?

梅雨時は特に注意(C)日刊ゲンダイ

 ダニの知識や対策を知っている人はごく少数。それがわかる試みが行われた。ダニ対策の専門家・白井秀治氏監修の「ダニの○×クイズ」の答えを主婦300人に求めたところ、10問すべて正解した人はたった1人だった。

 正解率が50%を下回ったのは「ダニは夏が最も活動が活発な時期である」(正解率41%)、「生きているダニを減らすことは、ダニの死骸やフンを減らすことより大切だ」(44%)、「ダニは条件が整えば、6週間で30倍に増殖する」(16%)。○か×か、わかるだろうか?

 正解はすべて×。白井氏によれば、ダニが最も繁殖しやすいのは気温25度以上、湿度75%前後の環境で、それに該当するのが梅雨から夏。生きているダニだけでなく、ダニの死骸やフンもアレルギーの原因になる。条件が整えば、ダニは6週間で150倍に増殖するという。

 また、「エレクトロラックス ダニ対策ラボ」が実施した「ダニに対する意識調査」では、梅雨時季の対策でイメージするのはカビや食中毒で、ダニ対策は約3%と意識が低かった。

 今週末は家族総出でダニ対策を。特に多いダニのすみかは、ベッドルーム、子供部屋、ぬいぐるみ、敷物、座布団、ソファ、押し入れ、毛布などだ。

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