レーシック超えと注目 リレックス・スマイル手術の“実力”

「見えづらい」にサヨナラ/(C)日刊ゲンダイ

■トラブルの可能性はゼロではない

 スマイル手術の大きな特徴は、レーシックよりも「傷口が小さい」こと。レーシックは角膜表面に円周約20ミリ程度の円形状の蓋(フラップ)をつくり、蓋をめくってレーザーを角膜に照射して屈折力を変える。一方、スマイル手術は蓋をつくらず、2~4ミリほど切開した角膜から、レーザーを当てて角膜内につくった切片を取り出すというもので、傷口は10分の1程度で済むという。

「国内では、レーシック手術を受ける患者さんは大幅に減少しています。当院では、よほどの希望がない限りレーシック手術を行っていません。手術後のドライアイや再近視化などの合併症を避けたいのであれば、積極的にスマイル手術を勧めます。現在は近視・乱視矯正のみですが、遠視矯正プログラムが開発中です」(神谷和孝教授)

 ただし、要注意なのは、日本で導入されてから6年ぐらいしか経っていないことだ。数年後に何らかのトラブルが生じる可能性はゼロではない。料金は両眼で30万~40万円と高額だ。

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