ドケルバン病が増加中…外出自粛スマホ使いすぎの後遺症が

親指や手首に痛みや違和感がある人はチェックを(C)日刊ゲンダイ
30分を目安に筋肉をリセット

 親指や手首に痛みや違和感がある人は、まずは自分でチェックしたい。親指を上にした状態で腕を伸ばし、親指を内側に隠すようにして拳を握る。そのまま手首を小指側に倒し(写真)、親指の付け根から手首にかけて痛みがある人は、ドケルバン病の可能性がある。

 悪化させないためには、スマホを長時間連続で使わないことが基本になる。

「同じ握り方でスマホを30分操作し続けていると、筋肉や腱の負担が大きくなってトラブルを招くリスクが高くなります。ですから、30分を目安にして筋肉の状態をリセットすることが大切です。スマホを握っていた側の親指の付け根を30秒ほどマッサージして、こわばった筋肉をほぐしてください。ストレッチも効果的です。手を開いた状態にしたまま親指を手のひらとは反対側にそらせます。反対の手を親指に添えて徐々に力を入れ、これ以上はそらせないポイントで5秒間、静止します。これを1日3セット行います」

 親指や手首に日常生活に支障を来すほどの痛みや腫れがあれば、医療機関の受診が必要になる。そうなる前に、スマホの使い方を見直すべし。

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