ニューヨークからお届けします。

子供のコロナウイルス量 大人の重症患者より多いと判明

これまではオンライン授業だったが(写真はイメージ)

 一方ニューヨークでは感染率が1%を割っているため、9月からは教室での授業とオンラインを組み合わせたハイブリッド方式を採用すると決めていました。約75%の生徒がこの方式を選択、残り25%がオンラインだけの授業を希望していて、それぞれ希望通りの授業を受けられることになっています。

 しかし先生たちの間では、防護用品の準備や検査体制が不十分な中、自分や家族を感染の危険にさらしてまで教室での授業をやりたくないという声が高まっています。辞職者も出ており、教員組合ではストライキも辞さないと抵抗しています。

 そこにこの研究結果が出たため、計画されていた「検温」など症状のある子供の隔離だけでは十分でないとの声が強くなっています。今後新学期の授業をどうするのか、厳しい選択を迫られそうです。

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シェリー めぐみ

シェリー めぐみ

NYハーレムから、激動のアメリカをレポートするジャーナリスト。 ダイバーシティと人種問題、次世代を切りひらくZ世代、変貌するアメリカ政治が得意分野。 早稲稲田大学政経学部卒業後1991年NYに移住、FMラジオディレクターとしてニュース/エンタメ番組を手がけるかたわら、ロッキンオンなどの音楽誌に寄稿。メアリー・J・ブライジ、マライア・キャリー、ハービー・ハンコックなど大物ミュージシャンをはじめ、インタビューした相手は2000人を超える。現在フリージャーナリストとして、ラジオ、新聞、ウェブ媒体にて、政治、社会、エンタメなどジャンルを自由自在に横断し、一歩踏みこんだ情報を届けている。 2019年、ミレニアルとZ世代が本音で未来を語る座談会プロジェクト「NYフューチャーラボ」を立ち上げ、最先端を走り続けている。 ホームページURL: https://megumedia.com

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