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コロナ陽性者が陰性者に比べ共通して取っていた行動は…

写真はイメージ

 感染者が600万人を超えているにもかかわらず、レストランなどの営業規制が次々に緩和されているアメリカで、飲食に関する新たなリスクをCDC(米疾病対策センター)が発表し、波紋が広がっています。

 その根拠となったのは、CDCの依頼でバンダービルト大学病院が7月に行ったある調査です。

 まずカリフォルニア、コロラド、マサチューセッツなど10州から新型コロナと思われる症状のある約300人に検査を実施。その約半分が陽性反応でした。そして検査を受けた全員に「その前の2週間に何をしていたか」を質問したところ、陽性も陰性も含めほとんどの人が共通して教会、ヘアサロン、ジムなどに行っていました。

 しかし驚いたのは、陽性者はそうでない人に比べ、レストランやバーに行ったと答えた率が約2倍多かったことです。つまり、彼らはレストランやバーで飲食中に感染した確率が高いと考えられるわけです。

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シェリー めぐみ

シェリー めぐみ

NYハーレムから、激動のアメリカをレポートするジャーナリスト。 ダイバーシティと人種問題、次世代を切りひらくZ世代、変貌するアメリカ政治が得意分野。 早稲稲田大学政経学部卒業後1991年NYに移住、FMラジオディレクターとしてニュース/エンタメ番組を手がけるかたわら、ロッキンオンなどの音楽誌に寄稿。メアリー・J・ブライジ、マライア・キャリー、ハービー・ハンコックなど大物ミュージシャンをはじめ、インタビューした相手は2000人を超える。現在フリージャーナリストとして、ラジオ、新聞、ウェブ媒体にて、政治、社会、エンタメなどジャンルを自由自在に横断し、一歩踏みこんだ情報を届けている。 2019年、ミレニアルとZ世代が本音で未来を語る座談会プロジェクト「NYフューチャーラボ」を立ち上げ、最先端を走り続けている。 ホームページURL: https://megumedia.com

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