時間栄養学と旬の食材

必須アミノ酸が豊富で快眠を誘う「大豆」は朝に食べる

「畑の肉」と呼ばれる大豆はタンパク質が豊富

 睡眠との関わりも注目されており、サポニンは良質な睡眠を促す健康食品に用いられています。また、イソフラボンをたくさん含む食品を朝に食べ、光を十分に浴びることで、睡眠の質を改善する効果も報告されています。大豆はタンパク質が豊富なので朝食向きと言われていますが、快眠のためにも朝食に取りたい食材と言えるでしょう。

 大豆サポニンは、蒸して食べると効率よく摂取できるのでおすすめです。

 ただし、蒸す手間が面倒な場合は、鍋に好みの味のつけ汁を作っておき、フライパンで皮にヒビが入るくらいまで煎った大豆を入れて、一晩冷蔵庫で寝かせるだけの調理法もあります。

 冷蔵庫で保存すれば日持ちしますので、作り置きにいかがでしょうか。

2 / 2 ページ

古谷彰子

古谷彰子

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

関連記事