50代独身男性と80代老親のコロナ闘病記

<3>鼻水、咳、微熱…最初の異変から入院後高熱にうなされるまで

写真はイメージ(C)PIXTA

 
 医師が防護衣で到着。聞く所によると、通常業務にプラスαの業務であるとのこと。防護衣の着脱だけでも普段とは違う負荷がかかる。申し訳ないと思った。患者1人の検査でも厳重な感染対策。コロナ患者増、病床使用率が高い状況での医療崩壊を察した。

 自宅に帰り、検査結果を待つ。熱は36・7℃。母も35・7℃で、夜の熱は午前中いったん落ち着いている。

 昼12時。医師から「陽性」との連絡が入った。コロナ隔離病棟は満床だったが、調整いただくことに。ただし入院先が病院になるかどうかは、保健所判断となる。医師から保健所へのコロナ発生届けには、「肺の画像から重症化も視野に入る中等症。同居の高齢の母と隔離が必要のため入院も視野」と記載された。感染源は不明。濃厚接触者は母のみ。医師いわく、同じレストランで隣の隣のテーブルから感染した事例もあるとのこと。無症状感染者も街には多くいるだろう。

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