科学が証明!ストレス解消法

性格は気候に影響される 平均気温2度上昇で集団間暴力50%増

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 ただし、今後は地球温暖化の影響も関係してくると指摘されています。カリフォルニア大学バークリー校公共政策大学院のショーン氏の論文(13年)によると、気温上昇もしくは異常降水という形で気候が変化。たとえば平均気温が2度上昇すると、集団間暴力は50%以上増加すると分析しています。

 もちろんこれは地球規模の話ですから、特定の場所で気温が上昇するからといって暴力や紛争が増えるというわけではありません。ですが、気候が人間に与える影響は無視できない、という点では示唆に富んでいます。もし移住する、2拠点目を探す際は、自分の性格を踏まえて、地域の気候や気質も把握することを忘れないように。

3 / 4 ページ

堀田秀吾

堀田秀吾

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

関連記事