身近な病気の正しいクスリの使い方

薬を正しく使うには「正しい情報」の見極めが欠かせない

写真はイメージ

 近年、新型コロナウイルスに対するmRNAワクチンやアルツハイマー型認知症に対する抗体製剤など、新しい薬が次々に開発されています。同時に既存薬の情報も使い方に関する知見が蓄積され、新しく更新されています。情報に振り回されず、正しく収集し、理解し、判断することが適正な薬の使用につながります。情報を見極める力を培って、自分自身の健康維持につなげていきましょう。

 これまで紹介してきた薬と健康に関する情報が皆さまの健康維持の一助になれば幸いです。(おわり)

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神崎浩孝

神崎浩孝

1980年、岡山県生まれ。岡山県立岡山一宮高校、岡山大学薬学部、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科卒。米ロサンゼルスの「Cedars-Sinai Medical Center」勤務を経て、2013年に岡山大学病院薬剤部に着任。患者の気持ちに寄り添う医療、根拠に基づく医療の推進に臨床と研究の両面からアプローチしている。

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