病気を近づけない体のメンテナンス

足<下>正しい靴を選ぶ4つのポイントと足のメンテ術 足の総合病院院長が指南

自分のつま先のシルエットに合った靴を選ぶことが大切(C)日刊ゲンダイ

 加齢や運動不足などで足のアーチが崩れると、体重を適切に支えることができなくなる。そこで活用したいのが歩行時に足裏にかかる負荷を「点」ではなく、広く「面」で受け止める補助具「インソール」だ。

 地面を蹴る力がスムーズに伝達され、歩きやすくなる。また、衝撃が適度に分散されるので、足首や膝、腰への負担も抑えられる。

「安価なスポンジ製ではすぐへたってしまい、かえって足に余計な負担を強いるので逆効果です。足の形は人それぞれで異なるので、細かく測定した上でオーダーメードするのが理想です。保険が適用されることもあるので、専門医に相談してみてください」

「正しい足のメンテ術」も2つ紹介する。

【足の爪は短く切りすぎないこと】

 足の指は体重がかかるたびに肉が地面から押されて、前方や左右に盛り上がる。その際、爪を短く切りすぎていると、歩くたびにせり出た肉に爪が刺さり、ひどい場合は炎症を起こす。正しい切り方は「スクエアオフ」。爪の左右を残したまま先端だけを直線状にカットし、最後に爪の角が引っかからないように両端を丸める。

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