しかも、ワクチン接種には数多くの副反応が報告されている。発熱や倦怠感、注射部分の痛み、筋肉や関節の痛みなどを、接種者の多くが経験している。ほとんどが数日以内で回復しているとはいえ、中には数カ月たっても回復しないと訴える例もある。接種後死亡事例の報告も13カ月で1500人を超えている。
「すでにワクチン接種がスタートして1年以上経過しています。ワクチン接種の奨励を行うのなら、副反応に対する情報をもっと積極的に広報して、その対策を進める必要があると思います。たとえば、最近は接種後の入浴で調子を崩している人が目立ちます。冬季はワクチン接種をしなくても入浴後に調子を崩す人がいることから、季節性だという人もいるでしょう。しかし、ワクチン接種後という特殊な状況であることを考えれば、大げさだとしても、そのことについても警鐘を鳴らすべきではなかったのでしょうか。また、接種後後遺症については科学的な論文がないからその存在を疑うというのではなく、それを訴える人が大勢いることを考えれば、そのための窓口や治療体制が厚生労働省健康局健康課長通知によって始まっていることを周知し、その構築をさらなるスピード感をもって行うべきだと考えています」
新型コロナ第6波をどう過ごすか