テストの結果、片足立ちが維持できなかった人は、被験者の20.4%を占めました。また、中央値で7年間にわたる追跡調査を行ったところ、死亡率は片足立ちが維持できた人で4.6%、維持できなかった人で17.5%でした。年齢、性別、肥満の度合いなど、死亡率に影響を与える因子について統計的に補正して解析すると、片足立ちが維持できなかった人は、維持できた人に比べて、死亡リスクが84%と高まると見積もられました。
論文著者らは、「片足立ちができる能力は死亡リスクの低下と関連している」としたうえで、「中高年の健康診断に、片足立ち能力に関する項目を取り入れることで、有益な情報が得られる」と結論しています。
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