コロナ第7波に備える最新知識

コロナワクチン接種後の死亡一時金 厚労省が新たに2人を認定

悩む人は多い…(C)日刊ゲンダイ

 ほかに医療費・医療手当の請求が認められたのは8件。その性別とワクチン接種時年齢は、20代2人(男性2人)、60代4人(男性2人、女性2人)、70代2人(男性1人、女性1人)。疾病名・障害名は、「血小板減少性紫斑病、脳出血」「血小板減少性紫斑病」「ギラン・バレー症候群疑い」「重症片頭痛発作」「IgA血管炎」「発熱、頭痛」「急性心筋炎」「発熱、てんかん発作の再燃」だった。

 否認された2件は86歳女性の医療費・医療手当と86歳女性の死亡一時金と葬祭料の請求。

 同分科会は否認理由を「①予防接種と疾病との因果関係について否定する明確な根拠はないが、通常の医学的見地によれば否定する論拠がある②予防接種と疾病との因果関係について否定する明確な根拠がある③疾病の程度は、通常起こりうる副反応の範囲内である④障害の程度は、政令に定められる障害に相当しない⑤因果関係について判断するための資料が不足しており、医学的判断が不可能である」と分類しているが、今回否認の2件はいずれも②を否認理由に挙げた。

2 / 3 ページ

関連記事