お勧めは「お皿グルグル体操」。脂肪体だけでなく、膝蓋骨周囲の靱帯や筋肉の緊張を緩める効果もあるという。
やり方は実に簡単。膝を伸ばして力を抜き、膝蓋骨を両手で包み込んで左右上下に動かす。イスに浅く腰掛けて、足を前にまっすぐ伸ばすような姿勢で行うといい。1日に数十秒やればOK。さらに、座った姿勢でイスの座面と平行になるくらいまでゆっくりと足を上げ、5秒キープする体操をプラスするのもいい。大腿四頭筋が鍛えられ、軟骨にかかる負荷を軽減できる効果がある。
違和感が解消せず、痛みもある場合、変形性膝関節症になっている可能性がある。
「一般的に、変形性膝関節症の初期は安静や薬物療法に代表される保存療法、進行期から末期には手術治療が選択されます。しかし保存療法の効果がなく、どうしても手術を選択したくない方には、当クリニックでは『再生医療』と呼ばれる治療を提案しています」