感染症別 正しいクスリの使い方

【とびひ】感染力が強いので浴槽・タオル・衣類の共有は避ける

写真はイメージ

 とびひになったら、まずは皮膚を清潔に保つことが大切です。また、感染力が強いので、病巣を広げたり、他の人にうつさないように感染対策を行うことも重要です。家族への感染を防ぐためにも浴槽を共有することは避け、浴槽につかる場合は一番最後にするとよいでしょう。タオルや衣類を介して感染するケースもあるので、家族間での共有は控えましょう。

 また、普段から爪を短く切っておくことも大切です。爪が伸びていると、爪の間に細菌が繁殖しやすく、少しかいただけでも皮膚を傷付けてしまうからです。

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荒川隆之

荒川隆之

長久堂野村病院診療支援部薬剤科科長、薬剤師。1975年、奈良県生まれ。福山大学大学院卒。広島県薬剤師会常務理事、広島県病院薬剤師会理事、日本病院薬剤師会中小病院委員会副委員長などを兼務。日本病院薬剤師会感染制御認定薬剤師、日本化学療法学会抗菌化学療法認定薬剤師といった感染症対策に関する専門資格を取得。

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