整形外科の医師「これは肩が脱臼しているね。少し痛いけど、腹ばいになってベッドに寝てくれるかな。右腕をだらんと垂らしてね。僕がゆっくり引っ張るからね」
ごき。何か関節がはまった感じがする。まだ痛みはあるけどずいぶんましになった──。
整形外科の医師「これで脱臼は治ったよ。念のためにレントゲン検査を受けてください」
やっとあの痛みから解放された。
整形外科の医師「レントゲンでは関節は整復されている。つまり元の状態に戻っている。でも後日、詳しい検査を受けて肩の骨や靱帯の状態を調べたほうがいい。肩関節専門の先生の受診をお勧めします」
この痛みから解放されただけで、気持ちが解放された。とにかく今日は家に帰りたい──。それが、脱臼をした直後の気持ちでした。次の機会に、私がこの肩にどう向き合っていったかお話しします。
痛みスッキリ からだ楽チン