痛みスッキリ からだ楽チン

脱臼の後に医師が応急処置 レントゲンでは整復していたが…

写真はイメージ

整形外科の医師「これは肩が脱臼しているね。少し痛いけど、腹ばいになってベッドに寝てくれるかな。右腕をだらんと垂らしてね。僕がゆっくり引っ張るからね」

 ごき。何か関節がはまった感じがする。まだ痛みはあるけどずいぶんましになった──。

整形外科の医師「これで脱臼は治ったよ。念のためにレントゲン検査を受けてください」

 やっとあの痛みから解放された。

整形外科の医師「レントゲンでは関節は整復されている。つまり元の状態に戻っている。でも後日、詳しい検査を受けて肩の骨や靱帯の状態を調べたほうがいい。肩関節専門の先生の受診をお勧めします」

 この痛みから解放されただけで、気持ちが解放された。とにかく今日は家に帰りたい──。それが、脱臼をした直後の気持ちでした。次の機会に、私がこの肩にどう向き合っていったかお話しします。

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森大祐

森大祐

整形外科全般診療に長年携わる。米国トーマスジェファーソン大学で人工肩関節の臨床研究を行い、2000例超の肩関節手術を経験。現在は京都下鴨病院で肩関節や肘関節、スポーツ障害患者に診療を行う。サイトで整形外科疾患の情報を発信。

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