役に立つオモシロ医学論文

コロナワクチンは夕方よりも日中に接種すべき? 米医学誌で報告

ワクチン接種のタイミングに関連が?(C)共同通信社

 その結果、ブレークスルー感染は、ワクチンを午前の遅い時間帯から午後の早い時間帯(おおむね正午前後)に接種した人で最も少なく、夜間に接種した人で最も多いことが示されました。また、ワクチンの接種タイミングを夜間から、午前~午後に変更することで感染予防効果が8.6~25%増加すると見積もられました。

 論文著者らは「ワクチンの接種タイミングと感染予防効果の間には重要な関連性があり、集団予防接種プログラムに大きな影響を与える知見」と結論しています。

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青島周一

青島周一

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

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