その背景には若者を中心に広がるエコ不安があります。アメリカの若者の9割が気候変動に不安を感じ、5割近くが日常生活で悪影響を受けている、4割が将来子供を持つのをためらっているという数字もあるほどです。こうした不安がエスカレートすると、不眠やうつなどに発展する可能性も指摘されています。
今回モンタナ州で判決を下した判事は「州政府の動きは、原告らに損害と傷害を与える実質的な要因であることが証明されている」と指摘しました。
州当局はこの判決を不服とし控訴するとしています。しかし、この判決が世論に支持され、同様の訴訟が誘発されることを、期待する声も高まっています。
ニューヨークからお届けします。