「パパ活」「性感染症」「不妊症」…“貧困ニッポン”でジワジワ広がる背景

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 風俗で働く30~40代女性の多くは子連れのシングルマザー。

「働いてもお金が足りず、風俗入りするケースが多い」(風俗店店員)という。

 実際、母子家庭を取り巻く経済環境は厳しく、貧困率は5割、「2019年の国民生活基礎調査の概況」によると、就労による収入は平均306万円で児童のいる世帯の半分以下。その半分以上が非正規雇用とも言われている。

 最近は孤独の寂しさを埋めるためホストにはまり、マッチングアプリを使ったパパ活に励む女性や大学奨学金を返すためやむなくパパ活に走る若い女性もいるという。

 気になるのは、「ワンオペ」に代表される結婚への絶望感と、「FIRE」への憧れからパパ活に手を染める女性も少数ながらいることだ。

「パパ活の理由として、早く仕事を辞めて自由に暮らしたい、そのためにお金を貯めたいという女性もいます」(前出の風俗店員)

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