次に、男女計48人を2つのグループに分け、一方のグループには、先の研究で最も抗糖化作用が強かった赤ワインを1日125ミリリットル、週6日、4週間飲んでもらい、2週間空けた後、同量のミネラルウオーターを週6日、4週間。もう一方のグループは、水↓2週間↓ワインとした。糖化は紫外線、便秘、ストレスなどの影響を受けるので、ワインと水の飲む順番を変えた。研究参加者48人に依頼したのは「ワインまたは水を決まった量、期間飲む」ということだけで、それ以外の生活習慣は変えないようにしてもらった。
「すると研究期間の前半(6月上旬から7月中旬)では、ワイングループではAGEsが減少する傾向が見られました。水グループではAGEsが上昇しました」
紫外線が強い後半(7月下旬から9月中旬)では、水とワインとのグループで差はなかった。ただし、一般的に女性は男性より紫外線対策に熱心。そこで女性だけに限ると、ワインを飲んだグループでは有意にAGEsが減少した。