6カ月にわたる追跡調査を実施した結果、当初の予想に反して、コーヒーの摂取量が増加すると新型コロナウイルスに対する感染リスクの増加が示されました。
同ウイルス感染症の発症は、コーヒーの摂取量が1日1杯未満の人を基準とすると、2杯の人では1.48倍多い傾向、3杯以上では1.82倍、統計学的にも有意に増加しました。
一方で、緑茶の摂取量と感染リスクに明確な関連性は認めませんでした。
論文著者らは「研究対象者は健康状態が良好であり、解析結果を広く一般化することは難しい」と考察しつつも、「コーヒーの摂取量の増加は、新型コロナウイルスの感染リスク増加と関連していた」と結論しています。
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