ひどい腰痛も8割治る

施術後1週間で期待ほど効果は見られず歩行が困難なままだったが…

写真はイメージ

 そこで改めてMRI検査なども行い総合的に診断した結果は、椎間板の水分量が減り硬くなり、本来の機能であるクッション機能が損なわれ発症する椎間板変性となりました。

 椎間板の組織(セル)をジェル状のゲルによって修復するセルゲル治療を実施。

 施術を終え1週間後では何の変化もなく、歩くことが困難な状態は変わらなかったため、早期の効果を期待した患者さんにとっては不満となる結果となりました。

 ですがそんな状態も3カ月を経過した時には改善され、たまに荷物を持っている時に痛みが出るものの、以前のような立つことも支障がある状況よりは改善されました。

 さらに半年後には家事や重たいものを持つと腰が痛くなることはありながら、より改善されているようでした、ただ患者さん自身が無理のないレベルの歩行やストレッチを行い、血流を促すようにすること。椎間板以外の腰痛の要因についての可能性も引き続き探ることを繰り返し伝えました。

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宮岸洋明

宮岸洋明

1965年、石川県生まれ。出版社勤務後、95年、健康ライターとして独立。以来20年、健康雑誌などで取材・執筆活動を開始。本連載では、世界的な長寿国である日本の伝承料理がテーマ。「健康長寿の秘訣は“食”にあり」をキーワードに、古くから伝えられてきた料理や食材を実食し、その栄養価、食味や調理法を紹介。筆者自身も、約1年前から数々の伝承料理を食べ約20キロのダイエットに成功。メタボを脱出し、健康診断もオールA。

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