平均で2年にわたる追跡調査の結果、灰白質(脳の神経細胞が集まっている領域)の年間萎縮率は、西洋食を摂取していた女性で0.299%だったのに対して、日本食では0.258%でした。統計解析の結果、日本食を摂取している女性では、灰白質の萎縮率が低いことと関連していました。一方、男性では、食事の摂取パターンと脳の萎縮に明確な関連性を認めませんでした。
論文著者らは、「日本食の摂取は、女性で脳の萎縮を予防する効果があるかもしれない」としつつも、「男性では食事の摂取パターンと脳の萎縮に関連性を認めず、より長期にわたる追跡調査が必要」と結論しています。
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