その結果、食事パターンは「海産物とアルコール飲料」「低タンパク、低食物繊維、高炭水化物」「乳製品、野菜」「肉」の4つにパターン化されました。また、高血圧の発症リスクは、「海産物とアルコール飲料」を基準とすると、「乳製品・野菜」で61%、「肉」で63%、統計学的にも有意に低下しました。
これまでの研究において、肉類の摂取は血圧上昇と関連していました。しかし、食事パターンに着目することで、単一の食材とは異なる関係性が明らかにされています。
論文著者らは「複雑な食事パターンを総合的に解析する手法によって、食事と血圧の関連性をより深く理解できる」と考察しています。
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