先日、不登校の息子さんがずっと自室でゲームばかりしていて「親子の対話はまったくない」「このままでは大学にも進学できない」と嘆かれるお母さまがおられました。どんなゲームをされているのか?と尋ねると、「知りませんよ」「それどころじゃないですよ」とやや苛立たれました。気持ちはわかるのですが、逆なのだと思います。
⑦くだらないと思っても、相手の話したい内容や行動に付き合う
今、本人が一番熱中していることについても「ゲームだから」「アニメだから」と自分には関心が持てないと拒絶したり、子の現実逃避を増長させるのではと考えるのではなく、まずは「何がそんなに楽しくて熱中しているのか」--。そこから話を聴くことを始めてみてはいかがでしょうか。唯一の楽しみであるゲームの話すら安心して話すことのできない親御さんに、どうして心の内のデリケートな話をできるものでしょうか?
「不登校」「ひきこもり」を考える